10次にTMS(緊張性筋炎症候群)の症状が神経に出た場合ですが、主に神経痛となって、多くは太ももの後ろからふくらはぎ、脛にかけての痛みやしびれが出る坐骨神経痛です。次に多いのが腕から手にかけての上腕神経痛で、どちらも痛みやしびれ以外に筋力の低下や、感覚の麻痺もあります。 その他は肋間神経痛、三叉神経痛等が有り神経が通る所は全てTMSに冒される可能性が有ると考えられます。 それでは、神経が侵された場合の症状とは具体的にどのような物なのでしょう、 例えば、痛みでは、刺すような痛み、電気が流れるような痛み、切られるような痛み、燃えるような痛み、ずきずきする痛みが有り、しびれでは、ちくちく感、冷感、温感等のほか、触っても何も感じない事もあります。 そこで、大事なのは、“神経の痛みは日によってその症状が変化する”と言う事なのです。 例えば右足の坐骨神経痛に悩まされていた人が、 ある日を境に左足に痛みが移動したり、 昨日まで太ももの後ろが痛かったのに、 今日に成ると脛の前が痛くなる。 神経の症状は筋肉痛以上にめまぐるしく変化するのです。 でも、その強さや場所も変わる原因は、 「脊椎周辺の構造異常」では説明する事は出来ないのです。 例えば、もし神経痛の原因が、 変形性脊椎症や椎間板ヘルニアなどの“構造の異常”にあるなら、 症状は変化することなく一定の状態が続くはずなのです。 骨棘が伸びたり縮んだり、髄核が出たり引っ込んだりする事は無く、 確かに髄核が自然と元の位置に戻ったと言う報告は有りますが、 日によって場所や強さが変わったり、 左右が逆転する事は、脊椎周辺の構造上ではまったく説明がつかず、 痛みの“状態がめまぐるしく変わる”原因は説明が出来ないのです。 そこで同書は、 「心身に置いて“状態がめまぐるしく変わる”のは“身体”では無く“こころ”のほうなのです」 としています。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|